このページの背景画像は陳昇撮影の写真です。 

カバー調訳詞〜葉月野たつき'S WORLD

 

陳昇に限ったことではないかもしれないけれど、「詩」と言うものは、奥深く、聞き手の受け取り方も百人百様だと思います。ここでは、葉月野たつきさんによる「昇歌」の日本語訳をご紹介いたします。葉月野さんの訳詞は陳昇の歌からさらにもう一歩イマジネーションの世界を広げた独特のものです。ご本人は「カバー調」とおっしゃっています。どうぞ、お楽しみ下さい。


●流星小夜曲

●Oid Hippie

●明年イ尓還愛我[口馬]

●北京一夜

●ラヴソングは嫌い (恨情歌)

●“A”Train到天堂

●Elope with my self(我喜歓私奔和我自己)

●風の少年(如風的少年)


流星小夜曲

はだしで 夜風の中を駆ける 子供のように
何だか 心がまっさらになったみたいだね 流れ星も見えない

昨日 人ごみあふれる街の中で 途方にくれていた君
狂おしい日常を待ちわびてしまう 寂しさ忘れるため

人は誰もが わがままな生き物 誰かの愛を欲しがっている
だから 僕達は忘れてしまったのだろう愛していく事 愛する事

ながれぼし 何処から来たの
ふたり 暗い海の上で 出会う
ながれぼし 何処へ行くの

流れ星追いかけて 疲れたとき 君は 僕に寄り添い 眠る
僕の流れ星 今夜はもう 離さない
もう二度と 行かせない

楽しい時間を 楽しんで行こう 悲しみは 胸の中へ
幸せなんて つかの間の夢 分かるだろう?

君と 夜風の中を駆けて行く 子供のように
失望を感じた時も 疲れたときも
僕は ずっとそばにいるよ

日本語訳:葉月野たつき

 


Oid Hippie

見慣れぬ夜道を 歩く
淋しそうに 微笑むオマエ
ブロードウェイには 分からないさ
何時か去る 旅人のこと

麗しき天国を探しても
渡り鳥にしか辿り着けない
何時までも終わらない ラヴソング
辛い事も皆 忘れて

迷子の鳥が鳴いている
負けない
Don`t wanna go home

New York city`s just not my home town
旅人の通りすぎる場所
胸に鳴り響いてる ラヴソング
西風に吹かれながら
見知らぬ異国を歩く
I wanna hug
I wanna go home

歩いてきた人生に 訝り
夢に酔いつぶれる Bowery st.
ガキだった俺は 気付きもしなかった
おまえが懐かしんでいた 故郷の味に

見慣れぬ夜道を歩く
I wanna hug
I wanna go home

I wanna hug
I wanna go home

 

日本語訳:葉月野たつき

はぢめて「おれ」になってみた記念の作品です(笑) 最初に出来た逐語訳の方は「僕」のイメージで通ったんですけどね〜、不思議だな〜。(by 葉月野たつき)


明年イ尓還愛我[口馬]

暗き夜も 白き朝も 僕は独り 行く
なぜなら君が 一人 自由でいたいと言ったから
君を絡め取る 蔦になるつもりもない
まだ愛してくれているの それなら何故そんなに冷たいの?

花咲く頃を肌に感じ 花散る頃を知り
何故 冬の訪れに気づかなかったのだろう
小春日和が 偶に顔を出しても
僕の胸の内では ずっと雪が降り続いている

WILL YOU STILL LOVE ME NEXT YEAR
この悲しみ どうすればいい
君は 僕にずっと迷っていて欲しいの
それともここを去る方がいいのかい

WILL YOU STILL LOVE ME NEXT YEAR
何故こんなに 切ないんだろう
僕はただ 君の沈黙を受け入れていればいいの
“それとも君が必要とする時にだけ”
そばに来ればいいの

暗い夜も 白き朝も 僕は独り 行く
君が 一人で生活していきたいと言ったから
二度と泣かないと誓った なのに雨は止む事がない
愛してくれているのなら 何故僕の事を気にも止めないの?

WILL YOU STILL LOVE ME NEXT YEAR
この悲しみ どうすればいい
君は 僕にずっと迷っていて欲しいの
それともここを去る方がいいのかい

WILL YOU STILL LOVE ME NEXT YEAR
何故こんなに 切ないのだろう
僕はただ 君の沈黙を受け入れていればいいの
君が必要とする時にだけ そばにいればいいの

暗き夜も 白き朝も 僕は独り 行く
小春日和が 顔を出しても
僕の内に 相変わらず雪が降る

WILL YOU STILL LOVE ME NEXT YEAR
WILL YOU STILL LOVE ME NEXT YEAR

WILL YOU STILL LOVE ME YEARS 2000

日本語訳:葉月野たつき

これも日本語カバーバージョン風ですね。 


北京一夜

もう問はぬ 行方など
もう訊かぬ 帰る日など
姿 想い  心 想い
胸に秘め  留め置こうよ

One night in Beijing 置いて行こう
   かけた情けも 時間の狭間に
One night in Beijing はるけき想いよ
   夜道は問はぬ 花に迷わぬよう

          花の潜みに 待ち人の 機を織る
          老い人よ 戦場の 夫を待つ

One night in Beijing 杯 止め
     かけた情けも 時間の狭間に
One night in Beijing 置いて行こうよ
      月に酒ささぐは 北の狼よ

           狼よ 寒風に 門に立つ
           鎧は朽ち 涙も 涸れ果つる

Uh―― 待ちわびて 何故開かぬ
Uh―― 待ちわびて 何故帰らぬ

One night in Beijing はるけき想いよ
   夜道は問はぬ 汝の傷つかぬよう
One night in Beijing あふるる想いよ
   夜道は問はぬ 地安門へ行かぬよう

         地安門では かの老婦の 夫を待つ
         何時とも知れず 帰らぬ人を待つ

One night in Beijing 酔う間も無し
    かの門の外には 無常流るる
One night in Beijing あふるる想いよ
    夜道は問うまい 汝の傷つかぬよう
One night in Beijing One night in Beijing

もう問はぬ 行方など
もう訊かぬ 帰る日など
姿 想い  心 想い
胸に秘め  留め置こうよ

One night in Beijing

One night in Beijing

日本語訳:葉月野たつき



ラヴソングは嫌い (恨情歌)

 

君の気を引くのに いつもせいいっぱいで
狂おしいほど想うなら いっそ会わなきゃ良かった
僕はもう 気軽に歌えなくなってしまったんだ
僕の歌を聴けば イヤな事 消えてくなんて言ったから

わがままはもうやめて 君のためだけに唄うなんて
夜は何時も 独り なくしていくものに 震えてる
僕は自由に何処かへ 旅立っていきたいのさ
もし僕が唄わなくなったなら その時はさよなら

こんなラヴソングなんか もうどうでもいいんだよ
君にかまったりしない そんな自分になりたいんだ
ラヴソングは嫌いなのさ 強がりなんかじゃないよ
一度も聴けなかったね やさしい言葉を

僕はもっと自由に 旅立っていきたいのさ
僕の歌を聴けば すべて忘れられるなんて言ったから

こんなラヴソングなんか もうどうでもいいんだよ
君にかまったりしない そんな自分になりたいんだ

ラヴソングは嫌いなのさ 強がりなんかじゃないよ
一度も聴けなかったね やさしい言葉を

日本語訳:葉月野たつき

これは「恨情歌」の日本語カバー曲風の作りです。

 


“A”Train到天堂

もし僕が7th ave.でくたばったなら “A”Trainで天国まで乗せてってくれ
幾人かの友人とHarlem bridgeで会い 森の中で眠りにつく

don't you cry
僕が二度と帰る事無く 天国にも思い至らなかったときには
僕みたいな凡人に話しかけるヤツは こんな夜汽車の中には一人もいないさ
プラットホームに滑り込む間際 閃く光
知らず知らずのうちに集まった野次馬達 無気力な笑顔をはりつかせている
夜風に紛れて聞こえて来る 懐かしい響き

Hey I got to lay down,I got to lay down
Hey I got to lay down,I got to lay down on the floor

世紀末の夜 “A”Trainの終点で Story of stories
朝が来れば忘れているさ
君も通りかかった事があるかもしれない でも 思いつめる事もないさ
君が大人になる頃には きっと少しはクールになってるさ

Hey I got to lay down,I got to lay down
Hey I got to lay down,I got to lay down

 

日本語訳:葉月野たつき



Elope with my self(我喜歓私奔和我自己)

夜中に仲間を呼び出して
人影のない街を歩いた
自分を想い出に閉じ込めたつもりもないのさ

古い世界から抜け出したい君
定まらない流れに身をまかせよう
朝になれば ラッシュアワーにもまれる毎日

今 世界にNOをたたきつけて
わずかなバカンスを楽しもう
退屈な日常は 家に置いて行こう

新しい友人を探そう
次になにをするのかは もう
決まってるのさ Elope with my self

I like to elope with my self 理由は要らない
I like to elope with my self
明日泊まる予定の 宿の事なんて気にしない
はきなれた靴をはいたら
クレイジーな事を見つけに行こう
世界の終わりを待ってるヒマなんてないんだ

夜中に電話で話してた
誰が切なさ分け合っているのだろう
何故 誰も気づかない場所へ逃げてしまうのだろう
新しい事を始めるんだ
自分でも思わなかった何かを
決めたのさ そう Elope with my self

全てを忘れて
見た目だけの服も脱ぎ捨てて
飛行機に乗って何処までも
悩む事 なんてないのさ

I like to elope with my self 理由は要らない
I like to elope with my self
明日泊まる予定の 宿の事なんて気にしない
はきなれた靴をはいたら
クレイジーな事を見つけに行こう
世界の終わりを待ってるヒマなんてないんだ

今 世界にNOをたたきつけて
わずかなバカンスを楽しもう
退屈な日常は 家に置いて行こう

新しい友人を探そう
次になにをするのかは もう
決まってるのさ

So,I like to elope with my self

日本語訳:葉月野たつき

 


風の少年(如風的少年)

1958 卒業間近のある日 Jimmyがバイクで訪ねに来た
色褪せたカーキ色のジーンズで はにかんだ笑顔を浮かべてた

僕等は鳳凰樹の影に隠れて 何処までも青い空を眺めてた
こっそり『新楽園』を吸ってみた 話す事など何もなかった

陽が傾くまで遊んでた 弟が夕飯だと探しに来た
Jimmyがぽつりと「ごめんな」
二人で叶える筈だった 突拍子もない夢に

Don`t cry, Jimmy Jimmy don`t cry
Don`t cry, Jimmy Jimmy don`t cry
Don`t cry, Jimmy Jimmy don`t cry
僕等は風の少年

1958 北風が吹いてたあの日 僕は北へ向かう汽車に乗った
あいつはアーミーグリーンのジャケットを着て プラッツで僕を見送ってくれた

「車買ったら俺に会いにこいよ」 それがJimmyの最後の言葉だった
烈しく北風に叫んでた こうして風の少年に別れを告げた

誰もが自分の行くべき道を持ってると分かっていたのさ
去り行く日々を悲しんでいるヒマなどないんだ
何時か別れの時が来て
全て想い出にかえて行かなきゃならないのさ

Don`t cry, Jimmy Jimmy don`t cry
Don`t cry, Jimmy Jimmy don`t cry
Don`t cry, Jimmy Jimmy don`t cry
風の少年

風のようにせっかちな少年 支えきれない夢を抱えてた
こんな風が吹く夜には あのはにかんだ笑顔を思い出す

Don`t cry, Jimmy Jimmy don`t cry
Don`t cry, Jimmy Jimmy don`t cry
風の少年

Oh―― 風の少年
何をなくしてしまったのだろう
Jimmyのために涙が出るのか
僕のためにあいつが泣いたのか

Oh―― 風の少年
Oh―― 風の少年

日本語訳:葉月野たつき

 

陳昇TOPへ
SONG目次へ


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送