1999陳昇跨年コンサート

★はじめに★
今回見たのは、1月1日(2日目)と1月2日(3日目)の2日間。会場は台北国際会議中心。

★チケット★
1月1日の分は日本からFAX で購入、
4列目10番。2日のは、台湾の友人に買ってもらったものでやはり4列目5番。いずれも1500NT(約6000円)

★OPENING★
1stアルバムの
「停火」を、恨情歌の鍵盤手CHICHIとデュエットしてました。アップテンポの曲で、飛び跳ねる陳昇とCHICHI。衣裳は全員透明のレインコートみたいな服。暑そう。

★伍佰&チャイナブルー★
2日目のスペシャルゲストは何と言っても「伍佰&チャイナブルー」。お客の盛り上がりも最高潮でした。大好きな曲
「愛NI一万年」、陳昇と伍佰の夢の共演でした。あまりに嬉しく、(狂喜とはああいう事をいうのだとおもう。)何も覚えていないのでした。「みんな歌いたいかい?」と伍佰が会場に呼びかけて始まった「愛情限時批」では陳昇のどの歌よりも、合唱する声が大きく、だれのコンサートか一瞬分らないくらいでした。それだけ伍佰は勢いがあるんですね。

★一人芝居★
舞台役者の[◎×○]が大活躍。
「一百万」では、やくざの鉄砲玉になる男の物語を、「老die的故事」では、老兵のおじいさんに扮して陳昇にお酒を勧めながら昔語りをするその哀しみを。そして、「紅色気球」では、女装のダンサー「レベッカ」をそれはそれはたのしそうに演じていました。

★携帯電話★
2日目、
「別譲我哭」の時。歌いながら客席に下りてきた陳昇。ちょうど通路側に座ってた女性が携帯電話で話してた。(コンサート中に!それともコンサートを実況中継してたのかしら?)歌いながらも目敏く見つけた陳昇は彼女の電話を奪い取り、受話器に向かって(ちょうど電話で話すように)「我的名字従此叫・・孤独〜〜」と歌ったのでした。電話口の人驚いただろうなぁ。(でもちょっぴりうらやましかったりして)

★北京一夜★
今回の話題のひとつが、
「北京一夜」を歌うこと。劉佳慧はもうずっと表にでていなかったから、ファンは大喜びでした。

★歌詞★
確か1日の方、どの曲だったかはっきりしないけどイントロが始まっても歌い出しがなく、延々イントロが続くということがあった。で、結局その曲は仕切なおしになった。次の日は大丈夫だったようですが。

★「明年NI還愛我MA」★
今回のコンサートのテーマにもなってる、最新の曲。歌いながら、バンドのメンバー一人ずつの側に行って「明年NI還愛我MA?」と訪ねる陳昇。
1.まず、ギターの小傑に「明年NI還愛我MA?」「ぶっ」と吹き出す小傑。
2.キーボードの秋伊に「明年NI還愛我MA?」「明年NI還愛我MA?」と聞き返す秋伊。「当然我愛NI」と応える陳昇。
3.同じくキーボードのCHICHIに「CHICHIは一番クールだ。」と前置きしてから、「明年NI還愛我MA?」。それには応えず「我説不出来的悲傷・・・」とうたうCHICHI,う〜んクールだ。
4.奥の段に腰掛けてギターを弾いていた楊老師のところでは、何やらこそこそ話。マイクを通さないので何をしゃべってるかは分らない。でもいきなり、ズボンのお尻を見せる陳昇。ぶっと吹き出す楊老師。想像するに、「さっき歌ってたら、ズボンのまたが破けちゃった・・・ほら」なんて会話をしてたんでしょうか?
5.バイオリンの李佳龍には、いたずらっぽく「おまえには聞かない、来年も愛してくれるに決まってるから」黙ってうなずく長髪のリーさん。
6.最後にベースの家駒に「明年NI還愛我MA?」。「我有女朋友・・・・」しばし言葉に詰まり「じゃ、2番目でもいいから・・・」はっはっは。

★陳昇コンサートのお約束★
その1、
「台北附近」では、"somewhere near by Taipei "の部分が替え歌になる。今回は「 TICC」になってた。それから、間奏部分で阿VON(たまに家駒など恨情歌のメンバーの時もある)と相談して客席の女の子の中から一人を選んで指さし、「OK?」ってきくのもお約束。(意味は、お嫁さんになってねって感じかな?)女の子が、「OK-!」って答えると、大喜びする陳昇。今度はぜひワタシにきいて!!

その2、「把悲傷留給自己」では、最後の「可不可以?」って繰り返すところで、客席から「メイヨウ問題」ってかえってくる。ところが今回は、さあ言うぞ!と待ちかまえていたら、陳昇側からも「メイヨウ問題ーー」(歌ったのは小傑ですが)のことばが。ファンの替え歌が取り入れられてしまいました。

★リッチーレン★
3日間とも律儀にゲスト出演した超売れっ子、
任賢斉。兄弟分という金城武が作曲した「路口」を歌いながら登場。そして、阿牛(最初に出たとき子供かと思いました)と一緒に「対面的女HAI看過来」、それから、自分で作詞作曲したという台湾語曲「心情車站」を歌った。「心情車站」は2回聴いたら覚えてしまったほど親しみやすい優しい感じの曲。後で知りましたが、製作は陳昇なのでした。

去年もゲストで出てたリッチーですが、なんだか普通のお兄ちゃんだなあ・・・。という印象でしたが、今年はすごいブレークしたせいか、ちょっとかっこよくなってました。でもまだまだ、隣のあんちゃんの感じ。

★やっぱりこわい?!★
3日目、後半でなんの曲だったか忘れたけど曲が終わる頃、
無印良品の2人が大きな花束を抱えて登場した。その花束は陳昇のために持ってきたものだから、当然受け取るだろうと思ってみていると、陳昇は彼らを無視して舞台の袖にそそくさと引っ込んでしまった。
びっくり。無印良品の二人は、ばつが悪そうに花束を抱えたまま客席に挨拶してた。結局、レネリュウがその花を取りに出てきてくれて、彼らはやっと歌えたのでした。すごく不思議な気がした。そしてやっぱり、陳昇ってこわい人だと思った。

後から、このことを一緒に見ていた友人に話したら「あのときは、曲に入り込んでしまって泣きそうになってしまったから、泣かないためにすぐにそでにひっこんだんじゃないかな?」という意見でしたけど。さあ、どうでしょうか?

無印良品は、もうずいぶん台湾で売れっ子のはずだけど、素人っぽさが残ってて(そこが魅力なのかも知れないけど)スターのオーラは微塵も感じなかったです。

★鏡子★
大好きな曲です。去年のコンサートで聴いたときにものすごく感動しました。それまでそれほど気にもとめていなかった曲だったのですが・・・・ライブできくとすごくよかった。それで、今年も楽しみにしてました。もちろん演ってくれましたが、ステージ上にも、客席にもどこを見回しても陳昇の姿はなかったのでした。一人で控え室とかで歌ってたのかな?

★家族★
3日目陳昇のおじいさん、お父さん、お母さんも客席に。でも、前の方じゃなくて、中段くらいの席でした。なんどか彼らの側に立って歌っていました。「関於男人」のときには、おじいさんに抱きつく陳昇。そして、客席のみんなに「今日はおじいさんと両親が来てくれてるんだ」と紹介、沸く観客に席を立って手を振る3人。いい光景でした。

★シャンパン★
3日目最後にでてきたゲスト(呼んでいないのにやってきたという、あ、名前忘れた、張震嶽の「愛の初体験」をカンペを見ながら歌ってました。)がシャンパンを持ってきた・・・・シャンパンとくれば、やぱり振ってポーンと栓を開け、周りの人に浴びせ掛けるのがお約束でしょう。1列目の中央に座ってた人は集中攻撃を受けてました(多分お友達なのでしょうね)。そんな中で楊老師一人はギターにタオルをかけて「頭いいでしょ?」とばかりに客席の私たちにピースサイン。

★アンコールのラストの曲★
「我的明天」。3日目は陳昇をみんなが胴上げしてました。なんだか嬉しくなる光景だった。これは去年はなかったなあ。

★アンコールのそのあとで★
3日目最終日、アンコールも終わって、場内も明るくなり、すっかり閉会モードのなか、1/3くらいのお客は帰らず、ずっとアンコールを叫んでいた。帰る人たちは帰ってしまったので、後ろの方の席だった人たちも皆ステージ前に下りて来て、陳昇のアンコールを願っていた。やまないアンコールの声に、ついにバンドの人たちが登場。みんなすっかり着替えも済ませてる。楊老師が、「やるから、ちょっと静かに待ってて」とみんなに目配せする。

疲れ果てたかに見える陳昇が登場した。5時間も歌った後なのに、なんだか申し訳ない気持ちもするけど、やっぱり嬉しい。「恨情歌」を歌ってくれた。深夜1時半をまわっての、ホントに陳昇を好きなファンたちとの幸せな濃密な数分間でした。

向かって左から、劉佳慧、陳昇、阿VON、劉若英、任賢斉

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