悩めるコンサート |
私はコンサートが好きだ。 でもコンサートはお金がかかる上に、遠くまでいかなくちゃならないし、疲れるので、好きだという割には数は行ってないと思う。 話は脱線するけど、私は音楽が好きだという割には、CDやレコードというものを買う習慣がつい最近までなかった。音楽は聴ければいいと思っていたから、エアチェックや貸しCD屋さんで充分だったのだ。常に何かしら貧乏だったし。 そんなわけで、ここ数年を考えてみても、行ったコンサートは数えるほど。 私はほとんどのコンサートは楽しむために行っている。どっちかというと運動しに行ってると言ってもいいかもしれない。リズムにのって跳んで跳ねて歌って。そういう楽しみ方が気持ちがいいし、そういう風に楽しませてくれるのが、私にとってのいいコンサート。 その点で理想的なのはウーバイのコンサート。
チケットをとるときにそれほど気合いを入れないので、コンサートの席はあまりいいところで見ることが少ない。武道館のアリーナなんて1回くらいしか当たったことがない。2階席や3階席でアリーナを眺めながら羨ましいとかって思うけど、っけっこう気にしない。音が聞こえて楽しめれば、OK。(ただ、ステージから遠くなると、周りの人の盛り上がりも寂しかったりするときは、ちょっといまいちになるけど。)
と思っていたのですが・・・・ 陳昇の音楽にであってしまってから、陳昇だけはそうもいかなくなってしまったのです。これがファンになるって事なのかな?絶対に前の方じゃないとイヤだと思うようになりました。高い飛行機代払って台湾まで行ってるってことももちろんだけど(それならウーバイだって同じ)、顔が見えるところに座っていたいって思うのですね。 陳昇の場合は、音楽を聴くということももちろんあるんだけど、「会いにいってる」って感覚があるからなんだと思う。この頃はどんな顔してるのとか、どんな表情で歌うのとか、元気そうかな?それともちょっと機嫌悪そうかな?なんて事が伝わる距離にいたい。
純粋に音楽を楽しみにいってる感覚の場合は、(例えばウーバイだったら)長時間並んで前の席を手に入れるような気にはならない。後ろの方でも充分楽しめるし、音が聞こえるんだからオッケー。(あ、でも、最近ウーバイがはじめた万を越える規模のコンサートには体力的に問題があるから行かないと思うけどね。) 陳昇のコンサートはすごく特別になっちゃった。 コンサートの当日まで、楽しみで楽しみで、実際に行くと、それまで抱えていた気分やストレスやいろんなものが、音に揺さぶられて粉々になって消えてなくなっちゃうような感じがする。やっぱり来て良かったなと思う。CDで聴いてたんではわからない、癒しのパワーがあるなとも思う。(コンサートは決して癒し系ではないですけどね)でも、コンサートの数時間の中であまりにもいろんな事を感じ、考えすぎるために、結局、行く前よりもっと心はかき乱されて、新しい気分や悩みも生じてしまうのです、やっかい。やっかい。 |
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