台湾旅行記〜98年夏

98年夏、ノースウエストのマイルもたまったことだし、夏休みだし、インターネットで知り合った人たちを訪ねて台湾へ行く事にしました。4回目の台湾旅行です。毎晩チャットなどで計画を話し合って、最終的に台北と台南へ行くことに決定しました。泊まるところも、「うちに泊まって」というお言葉に甘えて、ホテルも予約しないで行きました。台北ではオフ会も開いてもらうことにしました。食事とカラオケの予定です。

このときから今にいたるまでとても仲良く付き合わせていただいている、台湾の友人たちとの初めての出会いはこんな風でした。あれから、早いもので3年半も経ってしまいましたが、当時のメモを元に簡単な旅行記にまとめてみます。

初日 8月13日

ノースウエストで夜9時半に台北に着く。ネットで知り合った台湾の人2人(蛋蛋・橘子)が「歓迎YOKO」という紙をもって出迎えてくれる。2万円を両替する。1週間の滞在費としては少なすぎるような気もするけど、足りないところはカードを使おう。

蛋蛋の運転でまず士林夜市へ行き、いろいろ食べてから新荘の蛋蛋の家へ。橘子と一緒に泊めてもらう。

2日目 8月14日

新荘の屋台で台湾風朝ご飯を食べ、車で淡水へ。淡水では観光はせず名物をいろいろ食べる。午後、北海岸をドライブ。快晴で景色がとてもきれい。海もきれい。涼しいところを求めて陽明山へ。陽明山では「小油坑」という硫黄の匂い立ち込める観光地へ。強烈なガスで木も枯れている。そこでウェディングドレスで記念撮影をするカップルがいた。ワイルドな写真が撮れることでしょう。その後、台北のおしゃれな街という天母へ。本屋で台湾の航空写真の写真集を購入。台湾は本がとてもきれいだと思う。

台北に戻りスターバックスへ。実はこれが私のスタバ初体験(もう日本にもあった???)今夜は台湾の陳昇ファン達とオフ会、湖南料理食べ放題の店へ行く。中国語はまるっきりダメなので、英語で話す。中学生から30代後半の人まで沢山集まってくれた。その後カラオケへ。陳昇とウーバイの歌しか歌わないと言う、キョーレツに濃いカラオケ大会でした。楽しかった〜。

3日目 8月15日

蛋蛋と橘子に送られ、台北駅から自強号で台南へむかう。実はこのとき疲れと暑さでかなり体調が悪くなっており、台南までの4時間はほとんどトイレにこもってすごす。

台南に着くと、台南の陳昇ファンで、今夜からの宿を提供してくれる花輪(20歳学生)が駅で待っててくれた。なぜか私を人混みから見つけて「YOKOですか?」と声をかけてきた。(写真とか渡してないのに!)

「疲れてるので、今日は早く休みたい・・」というつもりでいたのだけど、台南でも私を歓迎して7〜8人の人が集まってくれたというので結局言い出せず、かき氷屋さんから南大門観光、夜市観光、カラオケと夜までいろいろ案内してもらう。体はきついけど、やはりうれしい〜!

その帰り、初めてバイクの二人乗りをする。あまりのスリルに死ぬかと思った(笑)。台北ではみんなヘルメットかぶってたけど、台南ではあまり浸透していないようで、花輪もはじめ私にヘルメットをくれなかった。でもそんなこわいことはできない!「ヘルメット!ヘルメット!」と言ってかぶらしてもらう。転んだら死んじゃうカモ。そんな私も3日目にはノーヘルにも慣れてましたが。

花輪の家は住宅街の一軒家。家の前のシャッターを開けると、車庫兼前庭になっていて玄関はなくて、掃き出し窓から直接居間に入る構造。お父さんお母さんに挨拶して、日本から持っていったお土産のカステラを渡す。
花輪の家でも客間ではなく、花輪自身の部屋に寝かせてもらう。花輪はどこか違う部屋に寝てるようだ。10畳くらいありそうな広いお部屋。天井も高い。海が近いせいか、風が涼しくてエアコンが要らない。扇風機で十分だった。

4日目 8月16日

花輪の家でゆっくり休ませてもらったおかげで元気回復、花輪のバイクの後ろに乗り「長栄高校」へ。みんなココに集まるらしい。昨日のメンバー+αで台南1日観光に連れて行ってもらいます。バイクを置いて車2台に分乗し、まず、広東風点心の朝食をとってから、安平古堡チーカンロウ孔子廟延平郡王祠、それから養鰻場を見て、台湾最西端の海岸へ。台南名物の担仔麺、かき氷なども食べました。

夜、屋台で食事したあと花輪の家に帰り、洗濯をさせてもらいました。洗濯機は日本製の「愛妻号」だったので使い方は問題なかったのですが、花輪のお母さんがいろいろ親切に説明してくれました。とはいってもお互い言葉は通じないので、身振り手振りで。
「このホースのとこから水を汲んで」とか「この線まで水を入れたらガラガラ回して」とか「白いのと黒いの一緒洗って大丈夫か?」とか、あれこれ世話を焼いてもらいました。洗濯の途中で、花輪が「海を見にいこう」と誘う。「洗濯中だから、すぐ帰れるなら」というと「5分くらいのところ」とのこと。そう言えば海のニオイもする様な気が。そんなに近いなら行ってみよう。

歩いて5分なのかと思ったら、花輪はバイクを出してきた。促されるがままに乗ってみると海までは延々遠かったのでした。海までの直線距離はとても近いのだけど、花輪の行きたかった海を見る地点までが遠かったのでした。行ったところは広い海岸道路に屋台なんかも出ている夕涼みスポットで、人も結構出てました。二人連れも多く、なんだかいい雰囲気の場所。(しかし私と花輪は一回りも歳が違うので、そんな感じはみじんもなかった・・はは)。海辺で若者の話をいろいろと聞きました。

すっかり遅くなって帰ったら、案の定洗濯物はちゃんと脱水してたたんであとは干すばかりになっていました。お母さんごめんなさい。

5日目 8月17日

朝、花輪に朝食をテイクアウトしてきてもらい(台南名物の魚のスープ・・美味しかった!)朝食後バイクで台南空港へ。台北までは50分くらい。松山空港に着いたらまたもや蛋蛋と橘子が迎えに来てくれていて、そのまま橘子の家のある宜蘭へ連れて行かれる。

途中で「非情城市」などの映画の舞台になった金瓜石あたりの山の景色を見ながらのドライブ。宜蘭についた時には暗くなっていた。橘子の家では家族に迎えられ他の友達も参加してまるテーブルを囲んでお母さんの手料理をいただきました。食後はお父さんお母さんも合流してカラオケ。日本の歌がレーザーディスクでたくさんありました。夜は若者たちにつきあって海岸へ星を見に行きました。

誰もいない真っ暗な砂浜だったので流れ星が沢山見えました。沿岸警備の兵士達に声をかけられしばらく一緒におしゃべりをしました。なかに原住民(パイワン族)の兵隊さんがいて、お父さんやおじいさんに習ったという日本語を話していました。でも途中で音は日本語に似てるけど全く意味不明のフレーズが出てくるので(どうもそれはパイワン語らしかったのですが)楽しかったけどあまり会話になりませんでした。

6日目 8月18日

橘子と一緒のベッドで寝て、ゆっくり起き。朝ご飯は橘子のお母さんがやってる朝ご飯やさんへ。橘子のお母さんは料理上手といわれる客家の女性で朝ご飯専門の食堂をやっています。どおりで昨夜のご飯の美味しかったこと。今日も快晴、炎天です。世界でも稀な「冷たい温泉=冷泉」に入りに行こうと蘇奥冷泉へ。水着で入るプールタイプと裸ではいる家族風呂と2つのタイプがありました。私たちは水着がないので個室の方へ。かなりの行列でしたが蛋蛋が一人で並んでくれて、私と橘子は日陰で休憩。1時間くらい待っていよいよ冷泉へ。中はログハウス風で3〜4人が定員の浴槽があります。手を入れてみると、飛び上がるほど冷たい!!私も橘子もとても入ることができず、足だけつかりました。蛋蛋は一人で潜って楽しんだそう。

宜蘭県は広い公園が多いことで有名らしいのですが、その一つの「冬山河親水公園」へ。二人乗り自転車などで健康的に過ごしました。公園のわきには屋台から初めて居間ではビル持ちになったという有名な「臭豆腐」の店へ。さすが美味しかった。よる橘子に別れを告げ、蛋蛋と二人で台北へ。レコードやさんなどによって買い物。

7日目 8月19日

朝早起きして、ノースウエストにて帰国。
このときほど帰国するのがいやだと思ったことはありませんでした。涙が出そうでした。正直、こんなに歓迎してもらえるとも思ってなかったし、自分がこんなに簡単に友達になっていけるのも不思議な感じでした。それは、今でも不思議だけど。

8月14日


淡水河


淡水「酸梅湯」の店


陽明山「小油坑」。ウェディングドレス?!

 

8月15日


台北駅の台湾航空写真


台南駅 

8月16日


台南「安平古堡」レンガの壁


台南の海。台湾最西端


砂浜に字を書く 

8月17日


金瓜石の近く


ホームカラオケ。レーザーディスクで日本の演歌を。

 

8月18日


めずらしい〜「蘇澳冷泉」冷たかった!


冷泉内部。


宜蘭県「冬山河親水公園」


公園の入場チケット

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