人生で一番つらいのは、それが短いことだ
数十年なんてあっという間だ
うかうかしていると すべては煙のように消え去ってしまう
たいして学もない上に
世間はめまぐるしく変わっていく
人生は海のようだ
自分を信じて進むしかなくそのうち方角も見失ってしまった
心にはたくさんの理想を抱え
同じくたくさんの不満も抱え
こんな話、今誰に知らせたらいい?(ただ誰かに聴いて欲しい)
まさかみんなが言ってるように 流れ者の運命は
風の中で消えかかっている蝋燭と同じなのか
海上の孤鳥の 傷ついた心を知るものは誰ひとりない
(傷ついた心に痛むものは誰ひとりない)
渡世は命がけだ
俺みたいな鷹だって翼を広げることもできない
俺は「壊子」なんかじゃない
俺も自由を奪われ、飼い慣らされた「(月因)脂馬」なんだ
俺だってこれまで精一杯やってきた
でもどんなにがんばっても報われなかった
親さえも俺のことを「壊子」と呼ぶ
ばかを言わないでくれ 俺たち台湾の若者は
ただ酒と女とけんかに明け暮れるしかできないなんて
渡世は命がけだ 兄弟よ 気をつけろよ
俺は「壊子」なんかじゃない
ただ、金持ちの親戚がいなかっただけだ
渡世は命がけだ 兄弟よ 気をつけろよ
俺は「壊子」なんかじゃない
ただ、傷ついた心に誰も痛まないだけなんだ
(客家語)
同じように血気盛んで、同じように意気揚々とした若者よ
彼はどこから来たのか
見知らぬ人よ どこへ行こうとしてるのか
この見知らぬ人も あの見知らぬ若者も
彼はどこから来たんだろう
彼はどこから来たんだろう
※壊子とは、仕事もせず一日中賭け事に興じているような人のこと。
この歌では、やくざの世界に生きる男のことか?
日本語訳:YOKO(協力LUCK)