「SUMMER」1996年 



SUMMER

あんな夢を見たせいで 目が覚めても人に話す気にもならず
カビたボロ布団の中で 美しい夢を引き延ばそうと懸命の努力
夢の中で出逢った1枚のビキニが 天空に浮かぶ島に舞い
僕はまるで王老六のように 毎夜訪れる夢に悩まされるばかり

SO,SUMMER−SUMMER 僕の心を熱くする
テレビの中ではあらゆる美女が 今もまた僕に向かって手招き
だけど老板のポーカーフェイスも 女たちの背後に隠れている
いいさ、もうかまうものか 最後の蓄えを取り出すさ
7色の海パンを捜し出し 南に向かう最初の飛行機に乗りこもう

あんな夢を見たおかげで うれしい事に僕の心はまだ生きている
>どこまでも続く砂浜に寝そべり 思い描くのは八流映画の巡り逢い
僕のお腹を取り巻く贅肉は 何とかおへその下に吸収したし
Everything's Gonna Be O.K.最低限の英語もまだ少しは話せるし

SO SUMMER−SUMMER 僕の心を熱くする
蓄えはすべて使い果たし 不安定な仕事にも SAYONALA
今度ばかりは彼女の泣き顔にも 多分このままお目にかかれない
いいさ、もうかまうものか 一か八か という言葉だってあるさ
目に入る伊勢海老と魚にテキーラサンライズに牛豚のステーキ
素寒貧でもクレジットカードが僕に向かって微笑んでいる

SO,SUMMER−SUNMMER クレジットカードが泣いている
深刻な事は帰ってから考えよう 世界に背を向けずにやってみただけ
なんなら知る人もいない島で死に 小ガニの足もとの砂になってもいい
いいさ、もうかまうものか ここには僕の美しい思い出がある
総天然色の夢を見たばかりに こんなにもトチ狂う事になってしまった
SO,SUMMER−SUNMMER クレジットカードが泣いている

日本語訳:VIVIEN LIU


honnniminitumasare?


南風

昔日の海辺にやって来て 憂いに満ちた青い空を見上げている
もう何年も過ぎてしまったが ほんの昨日の事だったのかもしれない
山と海もすでに老いてしまったのか しかし記憶のなかの君は美しいまま
海の波は青い空を懐に抱き 僕はいまだに昨日を胸に抱いている
これは輪廻だという人もいる 生まれ変わるたびに纏綿と引きつける
しかし僕が信じているのは偶然 偶然が君の美しさを見せてくれたのだ

僕を離れさせてくれないか 僕の想いは南風の中にあるんだ
愛しても守り通す必要はない 最後に待ってる判決は別れなのだから

君は自分の言葉を覚えているかい 男はいつも無邪気すぎると言った
その意味が少しは分かった今 君はもう僕のそばにはいない
僕を離れさせてくれないか 僕の想いは南風の中にあるんだ
愛欲の中のあらゆる是と非は すべて運命の判決に委ねよう
僕は罪と罰を受けることを厭わない 南風の中に僕の郷愁がある
来世でまた出逢うために 僕は君のそばを離れるんだ

昔日の海辺にやって来て 憂いに満ちた青い空を見上げている
もう何年も過ぎてしまったが ほんの昨日のことだったのかもしれない
来世でまた出逢うために 僕は君のそばを離れるんだ

日本語訳:VIVIEN LIU



四條腿

互いに共有している定義が曖昧に思える時がある
僕は認めよう 僕は君よりもずっとわがままだと
もし君が少しの尊厳も持たずに生きていられるなら
十八の脚本の一つ目が幸運に恵まれなかったのだろう
新聞のニュースが伝わると本当にがっかりする
台湾の明日よ あなたは僕をどこへ連れて行こうというのか
もし君が新台湾ドルを手に至る所で友達を探そうとすれば
世界中が僕を馬鹿にするだろう

滔滔たる大波の下で泳いでいた魚はどこへ行ったのだろう
勇気はすべて覇権の下で瓦解してしまった
僕は僕よりも善良な人たちにお尋ねしたい
そこに留まっているのは罪になるのかならないのか

あからさまに嘘をつく人はバナナの皮を隠し持ってる
僕はもう信じるものか 誰かが僕を助けに来ても
もし君が少しの尊厳も持たずに生きていられるなら
本当になぜ四本足で歩いて来ないんだ

フォルモサよ あなたの勇気はどこへ行ったのだろう
人は誰も覇権の下で瓦解してしまった
僕は僕よりも偽善的な人たちにお尋ねしたい
あからさまに嘘をつくのは辛いことではないのかい

誠実に問題に向かい合う勇気のない僕と君
勇気はすべて拳骨の下で瓦解してしまった
弱者の真理には与することなく
永遠に強者の側についていよう

互いに共有している定義が曖昧に思える時がある
僕は認めよう 僕は君よりもずっとわがままだと
もし君が少しの尊厳も持たずに生きていられるなら
本当になぜ四本足で歩いて来ないんだ

日本語訳:VIVIEN LIU



關於男人

時には自分を欺いてみたり
あるいは意味のない遊びに自分を見失ったり
いつか僕もこの世を去り どこか見知らぬ場所で
それでも昨日までの冒険の旅を振り返るだろう

だがいつも自分を持て余してもいる
それとも生きてる時代のせいにしようか
懸命に理由を探し 男が旅立つ言い訳をして
ひとり身を隠してしまうこともよくあることだ

男は土で作られていて 身体の骨が一本足りないそうだ
彼らは頭で考えていても 心はあてどもなく移ろっている
君だって知ってるね
男は大きくなっただけの子供 永遠に自分を抑えられない
眼を見開いて嘘をつき それでも心はうろたえて泣いている
何も語ろうとしない顔だけで 男がどんな気持ちでいるか
誰にも分かりはしないのだ

長い旅の道程はまだ遥かに遠く
時には前に進むべきなのか疑うこともある
欲望の門はすでに開き 夢という草原には果てしがない
夢の中憂鬱な花の香りが風に漂っている

君だって知ってるね
男は土で作られていて 涙を流せば少し溶けてしまう
だから身体はどこか欠けていて 完全であることはありえない
君だって知ってるね
男は大きくなっただけの子供 永遠に自分を抑えられない
眼を見開いて嘘をつき それでも心はうろたえて泣いている
何も語ろうとしない顔だけで 男がどんな気持ちでいるか
誰にも分かりはしないのだ

玩具がなければ子供は寂しいものだ
だが夢のない男は何になるというのか
欲望の門はすでに開き 夢という草原には果てしがない
風の中細い雨が男の瞳を濡らしている

別れを告げる汽笛の音がまた低く響き始める
生命という列車が君の心の底を通り過ぎて行く
Wine, Woman and War それが男の永遠に愛するもの
僕はただ君のそばに静かに身体を横たえたい・・・・・・
長い旅路の終点はどこにあるのだろう
時には前に進むべきなのか疑うこともある
欲望の門はすでに開き 夢という草原には果てしがない
夢の中憂鬱な花の香りが風に漂っている・・・・・・

日本語訳:VIVIEN LIU



海豚阿徳

僕らには耳がないって でも遠くの音も聞こえるんだよ
僕らの目は小さいって でも眼鏡を掛けたことなんかないさ
僕の世界には国境もなく 出かける時も荷物なんていらない
友達だってたくさんいて みんな愛らしい顔をしてるんだ

寒くなれば南へ行くさ 毛皮のコートなんて永遠に流行らない
傘を持たないからって空が曇っても Don't call me willy shit
すべての悩みは地上に残し 歌声は空の果てまで流れて行く
それでも何か足りないというなら きっと人類の愚かしさだ

今は遠い場所に向かって出発 アトランティスさ
あらゆる美しい伝説は 母さんがみんな話してくれた
片目の船長フックに 偉大な鯨のモビー・ディック
友達だってたくさんいて みんな愛らしい顔をしてるんだ

八月の優しい風 それが阿徳の伸ばした翼の靴
青い海面を散歩しながら 朝こっそりと僕にキス
言葉に出来ないぐらい幸せさ 今日歌う旋律はどんなだろう
La La La ・・・・・・・・・・

La So La So Mi Fa So La So La So Mi So
こんな風に歌いたいならそれも良い Re Fa So Mi La La Si Do

阿徳阿徳待ってよ 一緒にマリアナ海溝まで行こう
顔中そばかすだらけの美しい人魚に会いに行くんだ
噂では三千年の間誰も相手にしなかったんだって
僕はきっとどこか変だ どうしてこんなに楽しいのだろう
だから今日はこんな風に歌いたい Do Si La So Fa Mi Re Do

日本語訳:VIVIEN LIU



小扁擔

小扁擔の胡同では
おいらたち兄弟のからかいの手から逃げられない
この近道を通りたくないのなら別だけど

小扁擔の胡同では
恥ずかしさに頬を染め 娘さんが俯いて通る
あの回り道を毎日通りたくはないし

良心なんかなくしたあいつが 思いついてこの胡同を
小扁擔にしようと 二人の縄張りにしようと言い張って
大きな駕籠なんて通らせないってさ
お嬢さんお嫁に行く時 どうするつもり

小扁擔の胡同では
おいらたち兄弟のからかいの手から逃げられない
この近道を通りたくないのなら別だけど

誰か親切なおじさんたちはいないのかい
おいらたちが避けて通るようなさ
花のような娘さんを糞ったれの手から守ってくれる
小扁擔は一日に何回も通らなきゃならない
お嬢さんお嫁に行く時 このこと何て言うつもり

もう小扁擔とは言うなこの胡同は いかにも仙人美人の本場
綺麗な娘さんがたくさん けど若いもんは声もかけられない
お嬢さん何で納得するの おじさんおいらにゃ合点が行かない

日本語訳:VIVIEN LIU



不安的年代

嘘偽りを明らかにできない原因 それは自分にも多少の罪があるから
生きているのはでたらめな世界 眼の前を鬼の群れが乱舞する
化粧を施し光り輝く気になっても とうの昔に堕落している魂
一日の反省は一分も続かず 残されたものは全て欲望に委ねられる

多くの人が飢えているのに 腹一杯の人がすることはほんのわずか
毎夜悪夢に驚き目を覚ましても 自分が何者なのか疑おうともしない
世紀末の秒読みは開始されたのに 新しい指標はどこにあるのか
隣の袋小路では重い銃声が 洋装革靴のまま人をあの世へと送る

沈黙は決して故意ではない 答はどこにあるのだろう
真理がこんなにも弱いものなら 最後まで踏み留まり人に教える必要はない

 

北京の街に生まれた少年が 西北の大砂漠で次第に老いて行く
権力に未練をなくした老人は 最初の承諾の言葉を反故にする
邪な魂と欲望の闘争 それが芽の萌えいずる田野を食べ尽くし
母親の最愛の独り息子は 胸にまた怒りの火を燃やし始める

沈黙は決して故意ではない 答はどこにあるのだろう
真理があんなにも弱いものなら 最後まで踏み留まり人に教える必要はない

21世紀の子供たちよ心配するな 愚かさや堕落はもう留めない
青春を夢の中に埋葬する こんなやり方は意気地なしになるのだろうか
君は尋ねてはいけない貪欲以外に 僕たちが明日に残すものは何なのか
口を開けてはっきりと尋ねたい だが来た路を僕はすでに忘れてしまった

生きることはただ生きるにあらず 生きる理由がきっとあるはず
生きることはただ生きるにあらず 今は分からなくてもきっとあるはず
・・・・・・生きる理由が!

日本語訳:VIVIEN LIU


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